縮刷版についての思い出話

新聞の縮刷版は、図書館にやたらずらずらと並んでいて、あんまり読む気にはなれなかったりします。
受験生だった時の僕は、高校の図書館で勉強しているとみせかけながら、本や雑誌を読んでいました。
しかしながら、そんな僕であっても、図書館所蔵の朝日新聞縮刷版は手に取りませんでした。


そんなある時、僕は一部だけ孤立して置いてある縮刷版を発見したのです。
それは、学校新聞の縮刷版でした。
勉強する気分でもなかったので、ぱらぱらと眺めてみると、ある記事が目に留まりました。
その記事には、何者かによって傍線が引かれていました。


いったい、どんな興味深い記事なんだろう?
…と見ると、それはある先生へのインタビューでした。
その先生は、生徒をハンマーで殴って学校からいなくなった危ない人なのでした。


そして、その記事の中で、「なぜ先生になったのですか?」と質問された先生は、こんな風に答えていたのでした。


自分の先生は、生徒をよく殴った。
自分が先生だったらこんな事をしないのにと思った。
それで先生になった。


…うそつき。