古代地中海世界の宗教ドラマ

最近のサークルでは、季節にあわせて『アヴェ・マリア』を歌っています。
音を取ったり、リズムを揃えたり、むしろ"r"の巻き舌に命を賭けたり…。


で、"Sancta Maria, mater Dei,"なんて歌詞の部分が見せ場だったりするのですが、ここは「聖マリア、神の母よ」とかいう意味らしく、とするとマリアが「神の母」であることを否定するネストリウス派は歌えねえなー、なんて考えたりしてます。
現在でも、アッシリア正教会というネストリウス派キリスト教会が現存しているんだそうですよ。


女神様のようになってしまっているマリア様ですが、「比較宗教学的見地からは、聖母マリアには古来、さまざまな女神信仰が混淆(習合)してきたと考えられている。初期キリスト教時代には地中海地域で多くの信者を有していたアルテミス、イシス、キュベレーなどの信仰が聖母マリアに転嫁されたと考えられる。」なんてことがWikipediaに載っていたりします。(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E6%AF%8D%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2
最近読んだ本村凌二・著『多神教一神教−古代地中海世界の宗教ドラマ−』(岩波書店岩波新書>、2005)に、その地中海世界のいろんな女神様が登場していました。
メソポタミアのイシュタルとか、エジプトのイシス、ローマのウェヌス(ヴィーナス)…。
ごちゃごちゃしていて何が何だか分からんのですが、とりあえず最近は自分の中で古代地中海世界の人気がうなぎ登りであり、その結果、「古代地中海諸言語を習得しなければならぬ!」(ドイツ語もできないのに)などというふざけた発想が生まれているのであります。