メン・イン・ブラック

『ニラサワさん。』(韮澤潤一郎研究会・編、たま出版、2003)という本に、こんな話が紹介されています。

会社*1ショールームがあった頃、黒いスーツに身を包んだ小柄な男女が、長い間、たま出版の本を見ていたことがありました。
そこは事務所と一体になっていましたから、本を買っていってくれるなら、早くしてほしいと気になって、落ち着いて仕事ができないような状態が何時間も続きました。結局なにも買わないで帰ったんですが、帰りがけに、
「私たちは、四国の重力研究所から来たところです」
と言ったんです。
重力研究所というのは、東大の大学院を出た清家新一さんという人がやっている、UFOの動力を研究している場所なんです。けっこう有名な人で、ノーベル賞候補ともいわれたくらいの人ですが、そこには以前、非常に美人の火星人が訪ねて来たことがあると本人が言っていました。親しいらしいんですよ、その火星人と、どうも。
そんな遠くに行って帰ってきた、旅行帰りの人にしては、お葬式に出たような黒いスーツを着ている。しかも、二人ともとても小柄で年齢も見当がつかず、何時間ものあいだ、一言も話しませんでした。ちょっと異様な感じがしたわけです。
あとで気がついたんですが、もしかすると、この二人は映画ですっかり有名になったメン・イン・ブラック(MIB)の本物だったのかもしれませんな。


昨日のテレビ朝日日曜洋画劇場』で『メン・イン・ブラック』をやってたので、取り上げてみました。
しかし、たま出版にMIBが来るという展開はまだ分かるとしても、「(清家さんが)親しいらしいんですよ、その火星人と、どうも。」っていう話は、そう易々と信じられるものじゃありません。
っていうか、見せてくれるはずの「火星人の住民票」はどうしたんでしょうか?この本でも、その件に関しては逃げてるんですよね。


ニラサワさん。

ニラサワさん。

*1:韮澤さんが現在社長を務めるたま出版のこと。なお、この事件はおそらく編集長であった頃のものと思われます。