軍艦島とラピュタ

午後に起きたら台風は収まっていました。
久しぶりに『涙のハリケーン』(asin:B000083O7F)でも聞いて、弾けたかったのにな…。


そうそう、長崎にある有名な「廃墟」である軍艦島端島)は、主に台風によって破壊され、消滅の危機に瀕しているらしいです。
後藤惠之輔、坂本道徳・著『軍艦島の遺産』(長崎新聞社長崎新聞新書>/2005)を読んで、僕は軍艦島と「天空の城ラピュタ」を重ね合わせていました。

軍艦島の遺産―風化する近代日本の象徴 (長崎新聞新書 (015))

軍艦島の遺産―風化する近代日本の象徴 (長崎新聞新書 (015))


軍艦島は、炭坑によって栄えた人工島でした。まさに石炭だけによって成り立っていたので、炭坑がなくなった時、すぐに無人島となったのです。
ラピュタの「土を離れては生きられない」云々というセリフを想起させますよね。


ただ、「緑なき島」と呼ばれた軍艦島と違って、ラピュタは「緑ある島」なんですよね…。
だから、「バルス」の後もラピュタの緑は残って、でっかい木が宇宙に登っていって、それでエンディングになるわけです。
それはそれで宮崎監督が何を言わんとしているのか分かるんですけども、このまま放置しておけば、台風に蝕まれ、海に飲まれて無に帰す運命の軍艦島のことを考えると、ラピュタのエンディングって「甘い」んじゃないかと思ったのでした。