お話創り

実を言うと、この不況時に内定先を蹴り飛ばして留年しようと企んでいて、その裏には間延びしきったロマンスの終わりがあり、文学と称する結局なんだかよく分からんモノへの盲目的な憧れを捨てられない若さ(というか幼さ)があるのですが、いや別に、文芸じゃなくて文学をやるわけだからいいんだけど、僕にはお話を創るという能力がひとかけらもなく、自分の私有する経験から一歩も抜け出せずに地虫のようにくねっているばかりなのです。


…という前振りで紹介するのが、なぜかガンガンONLINE*1連載作の単行本である遠山えま・著『ひゃくえん!』1巻(スクウェア・エニックス<ガンガンコミックスONLINE>/2009)


ひゃくえん! 1 (ガンガンコミックスONLINE)

ひゃくえん! 1 (ガンガンコミックスONLINE)


というのも、もともとウェブマガジン掲載のものを改めて紙で読んでみて、「このお話よく創られてるなあ!」と、感心したのです。(いや、プロをつかまえてきてその言い方はないだろうと思いますけど。)
コメディをコメディたらしめるギャグと微笑ましい生活のディティール、心温まるちょっとイイ話、ついでにサービスシーン&百合成分が、カチッカチッと綺麗にはまってます。
さすが、なかよし新人まんが賞特選は格が違った!


な〜んて、日常萌え系の漫画を眺めてニヤニヤすることしかできないくらい僕には余裕がないんで、今さっき読了したナボコフ・著、若島正・訳『ロリータ』(新潮社<新潮文庫>/2006)について深く考え始めると、ボッコボコに叩きのめされて冠状動脈血栓症で死んでしまいそうです。


ロリータ (新潮文庫)

ロリータ (新潮文庫)


同居人の1人が、『ロリータ』を見て、“怪しげな本なのに大江健三郎が解説を寄せているのはなぜだ”とかトンチンカンなことを言ってきたので、「文学のわからない奴は全部殺してやりたいねえ」(長谷川龍生)と思ったけど、そうすると恐らく自殺しなけあなりませんから、やめておきました。


そうそう、『ひゃくえん!』に挟んであったスクエニの出版案内に、1月からテレビ東京系で放送されるはなまる幼稚園のアニメの情報が載ってるんですが、ボンブラ*2MAKOが声優で出るらしいです。だが僕はかみちゅ!文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞)すらまだ見てないのでありました。ついでに言うと、尾道を舞台にした文学作品を1つも読んだことがなく、映画を1作も観たことがないのでした。
この不勉強さがお話創り不能の原因となっていることは確定的に明らか!
まあ、卒業旅行が中国地方から鬼怒川にスケールダウンしたばっかりだし、そもそも卒業しそうにないからいいんですが。


そんなわけで、思いがけなくTXの改編情報を紹介してしまいましたが、きょう首都圏トライアングル3局のタイムテーブルが届いたんで、明日からは我らが独立U局の1月改編&年末年始特番情報をいくつかお送りしようと思います。

*1:http://www.square-enix.com/jp/magazine/ganganonline/index.html。なお、他の連載作を、http://d.hatena.ne.jp/nise-jukensei/20091018http://d.hatena.ne.jp/nise-jukensei/20091019に紹介しています。

*2:BON-BON BLANCOはあくまで「活動休止」なので、「元・ボンブラ」とは書かない。