ふしぎがり

すみません。しばらくいなくなってました。
でもまたすぐ滞るかもなので、これも先に謝っときます。すみません。


100歳になった詩人まど・みちおに密着したドキュメンタリー『ふしぎがり〜まど・みちお 百歳の詩〜』(NHK総合テレビ、2010年1月3日21時30分〜10時19分放送)を見ました。
その中で、まど・みちおが色々とメモを書いてるノートを紹介していたのですが、あの憎たらしいほど上手な詩を書くまどさんが、そこではどうしようもなく凡庸な感情吐露を延々とやっていたりするのに驚きました。
そして、僕に日常ちょっとしたこととか、まとまっていない考えとかをメモする習慣がないのは、やっぱまずいと思わされました。
なんというか、文字にすることに対して潔癖性なところがあるのです。
その割には、こんな頭の悪いブログ書いてますけどね。


あと、「ふしぎがり」は確かに大事でしょうが、それだけで詩が書けたら世話ないじゃないのと思っちゃいます。
番組中でも朗読されてた「地球の用事」だって、本当は仁丹で起きたことを、詩ではビーズにした*1そうですし。
どうだ、これはふしぎだろう、と相手を言葉でねじふせるのは、なかなか骨が折れる仕事のはずです。


そうです、朗読の問題もありました。
基本、三國連太郎さんが詩の朗読をしていて、確かに上手なんですが、上手だからこそ鼻につくところもあったのは仕方のないことでしょう。
ただ、あんまりこの問題を突き詰めると、詩を朗読どころか歌ってなんかいた合唱人としての僕の足元を掘り崩してしまうかもしれないから、ここらでやめにしておきます。

*1:木坂涼・著『木坂涼詩集』(思潮社<現代詩文庫>/1997)128ページ