よくわかる新党改革の歴史

きょう14日付の朝日新聞朝刊に、こんな短い記事が載っていました。

■改革、政党要件クリア


新党改革は11日投開票の参院選比例区で2.01%の得票率を得たため、政党交付金を受けられる「得票率2%以上」という政党要件を満たすことになった。


なんでいまさらこんな話が出るのかと思いますが、比例の確定得票が出るのが13日の夕刊に間に合わないくらいのタイミングだったんでしょうかね。2.01%って、マジでギリギリですし。


5名以上の国会議員を有していない政治団体は、政党助成金を受けられなかったりと不利な扱いを受けるので、小党派はこの「政党要件」ってやつを満たすために大騒ぎするのが常なのですが、実は「政党要件」には国会議員5名以上の他にも抜け道がありまして、それがこの「得票率2%以上」かつ国会議員1名以上なのです。


過去に「得票率2%以上」で政党要件を満たしたのは、98年参院選自由連合と、05年衆院選および07年参院選新党日本だけだと思います。(他にありましたっけ?)


しかし新党改革は、まさかの政党要件維持ですよ。
以下、よくわかる新党改革の歴史。


1.当初の党名は「改革クラブ。結党記者会見直前に「ぶってぶって姫」に参加をドタキャンされ、政党要件を満たせない4人でのスタート。


2.そもそも「改革クラブ」という名前の党は以前にも存在したことがあり、それは自民政権に閣外協力したけど埋没して消滅した小党派だったんだが、自分たちも親自民の小党派として旗揚げするというのに、縁起の悪さを分かって名前をつけたのかは不明である。


3.不祥事で民主を抜けていた無所属衆院議員が入党し、初めて政党要件をクリア。その人が改革クラブ初の衆院選(09年)における唯一の候補(小選挙区)となったが、普通に自民から対抗馬をぶつけられちまった。これは、以前あった「改革クラブ」と同じ展開だったりする。そんでやっぱり普通に落選。


5.それでも比例近畿に重複立候補してたから望みがつながるかと思ったら、比例近畿では得票数が幸福実現党にも届かない惨敗で、もちろん獲得議席なし。衆院選獲得議席ゼロ。政党要件喪失。仕方ないのでまたも別の無所属衆院議員を入党させて、政党要件回復。


6.自民を離党した舛添要一氏を新代表に迎え、新党改革」に衣替え…したが、同調議員はほとんど現れなかった。それどころか、さっき入党してもらった衆院議員と、結党時からのメンバーである参院議員が、この方針に反発して離党。しかも離党した参院議員は、まさかの幸福実現党入り。


7.初の参院選。獲得議席は1にとどまったが、2%以上の得票を得たため、ギリギリで政党要件維持。(←いまここ)


しかし、結党メンバーにして今回唯一の当選者・荒井広幸さんのしぶとさはゴキブリなみにすげーよ。しかもこの人、新党日本結党メンバーだったりもしますからね。人生色々すぎる。政治的立場はともかくとして、あきらめないことの大切さを日本人は荒井さんから学ぶべきかもしれません。


そういえば、このブログでも取りあげてきた保坂展人さんは、比例区で落選しちゃいましたね。次点だし、タナボタ当選に定評のある氏のことだから、今後繰り上げの期待もあるのですが。
ってか、社民でこの人を国会に送りこむのって、どんだけマゾゲーなんだよと言わざるを得ない…。