発声・小説・その他

安部真弘・著『侵略!イカ娘』第7巻(秋田書店少年チャンピオン・コミックス>/2010/asin:425321407Xを、イカ娘の地元・カナガワの書店チェーンである有隣堂で買えば、限定ポストカードが付いてくるというので、抑えがたいカナガワ愛を胸に、発売日だったきのうの昼下がり、たまプラーザテラス店に行ってみると、なんと早くも売り切れているというじゃなイカ


仕方ないので、大学で教職の授業を受けたあと、今度はアトレ恵比寿店を狙ってみるのですが、いかんせん恵比寿駅は定期券の範囲外。行ってみてここでも売り切れでしたでは、心が折れてしまいます。あらかじめ電話で在庫を確認しなくては!


「もしもし…『侵略!イカ娘』の7巻はありますか?」


お?なんか「しんりゃくいかむすめ」と明瞭に発声するのは、ちょっと気恥ずかしいぞ。しかもいま駒場と渋谷を結ぶ公道上で電話してるし。


「ございますので、取り置きいたします」


おお!どうもありがとうでゲソ!
というわけで、アトレ恵比寿店に向かい、サービスカウンターで店員さんに「取り置きしてもらっている者ですが」と話しかけますと…


「では、本のタイトルをお願いします」
「しんりゃくいかむすめです」


…ああ、やっぱ恥ずかしいわ「しんりゃくいかむすめ」と明瞭に発声するのは。


以上の記述から分かる通りの厄介な自意識を持っているため、イカ娘の話だけして終わらせることができませんので、続いて最近読んだ本とか買った本についても書いていこうと思います。


最近気づきはじめたのは、小説ってこんなに力を持った文学ジャンルなんだ!ってことです。
遅えええええ!今更かよ?


とりあえず、トルストイ・作、米川正夫・訳『イワン・イリッチの死』(岩波書店岩波文庫>/1928)は、こりゃスゲエだと思いながら読みました。カフカ・作、山下肇、山下萬里・訳『変身・断食芸人』(岩波書店岩波文庫>/1958)も素晴らしくって、ニヤニヤしながら読みました。
ただまあ、自分の小説の読み方は一面的すぎる気がします。“人間ってこんなだよね”、あるいは“文学における人間の捉え方ってこんなだよね”っていう、あるあるネタとして受容しちゃってる感じ。だから、「ニヤニヤしながら読」むという表現になるわけであります。


イワン・イリッチの死 (岩波文庫)

イワン・イリッチの死 (岩波文庫)

変身・断食芸人 (岩波文庫)

変身・断食芸人 (岩波文庫)


ちなみに、以前このブログで購入をお伝えした火星年代記http://d.hatena.ne.jp/nise-jukensei/20100724参照)はいまだに積読中。にもかかわらず、新たに田山花袋・著『蒲団・重右衛門の最後』(新潮社<新潮文庫>/1952)コンスタン・作、大塚幸男・訳『アドルフ』(岩波書店岩波文庫>/1935)を買ってきてしまいました。


「蒲団」は、日本近代文学史上さんざんネタにされてきた作品らしいので題名は知っているのですが、しかしというかやっぱりとうか、まだ読んでいません。
『アドルフ』については、作者についても作品についても全く知らないというヒドイ状況。なんでも心理小説の先駆らしいです。恥ずかしながら、僕はその「心理小説」というタームの意味するところだって知りはしないのですが。


蒲団・重右衛門の最後 (新潮文庫)

蒲団・重右衛門の最後 (新潮文庫)

アドルフ (岩波文庫)

アドルフ (岩波文庫)


最近買った本を他にも紹介。
ブックオフで見つけたのは、軍司貞則・著『ラジオパーソナリティ〜22人のカリスマ〜』(扶桑社/1998/asin:459402467X
紹介されている22人のラジオパーソナリティ中には野村邦丸さんも入っています。いやあ、もともと茨城放送のアナウンサーだったことは知ってたんですが、文化放送に来たのにはこんな事情があったんですね…。


大学生協の書籍部に注文して買ったのは、大田俊寛・著『グノーシス主義の思想』(春秋社/2009)
もともと古代なんて眼中になかった僕を変えたのがグノーシス主義との出会いでありまして、まあ今はギリシア・ローマ古典古代をやっているのであんまり関係ないんですが、それでもこうやって新しい本が出ていると気になってしまいます。
ゆっくり読んでいくとしますか。


グノーシス主義の思想―“父”というフィクション

グノーシス主義の思想―“父”というフィクション


なお、この『グノーシス主義の思想』を購入したのもきのうでありまして、つまり『侵略!イカ娘』第7巻と同日。相変わらず僕はどこへ行きたいのか不明であります。
あ、イカ娘7巻の内容を紹介し忘れてましたので、最後にひどいネタバレをやらかして本日はおしまいにしようと思います。未読の方はご注意下さい。




7巻のネタバレ:イカ娘かわいい