近畿独立U5局制覇の旅その11(びわ湖放送・京阪大津線篇)

BBC本社


独立U局の本社巡りなんて意味不明なことをやっていると、よく僕は生粋のテレビっ子なんだろうと誤解されるのですが、実際のところそうではありません。
むしろ、小さい頃から長らく、あまりテレビは見ない子どもでしたし、それが一種の劣等感にさえなっていました。


そんな僕が中学3年生のある冬の日の夕方、テレビのチャンネルを適当に回したとき、たまたまやっていた『5時の魔法使い』(東京MXテレビ=当時)を目にして、キー局ではありえないグダグダな雰囲気に衝撃を受け、さらに同じ時間にやっていたsakusaku』(TVKテレビ=当時)の再放送を見始めて、独立U局というものの存在を初めて明確に意識したことで、ちょうどU局などの後発局がとるニッチ戦略のように、テレビ視聴者として後発の自分もU局というニッチ市場を開拓するのだという展望が開けたのでした。


この種の戦略は他の分野でも意識するようになって、後発でラジオに親しもうとすれば文化放送の非A&G番組という枠にやたらこだわり(ところで今週はレイティング=聴取率調査週ですが、皆さん聴いて頂けてますよね?)、鉄道に親しもうとすれば路面電車のみに立てこもり、さらに最近で言えば、競馬に親しもうとして障害戦一点で勝負し、漫画に親しもうとしてスクウェア・エニックス秋田書店少年画報社の3社を専攻するといった具合なのであります。
ついでに言うと、これらもある種の歴史意識をもってやっているつもりではありまして、僕に競馬の話をさせると十中八九「騎乗速歩繋駕速歩はなくなっちゃったけど、障害はまだあるから買い支えないと」とか言い出しますし、漫画の話をさせると「四大週刊少年誌と言うけど、昔は『週刊少年キング』(少年画報社を含めた五大誌だった」とか言い出して、最終的には「だから週刊少年チャンピオン読もうぜ」という飛躍しきった結論に至ることになっているのですが、正直なところ少年画報社に関しては歴史意識が先行しすぎていて、具体的な接し方が固まっていないというか、なんで月刊ヤングキング』6月号(少年画報社/4月19日発売)『レディーズメイド』(春夏秋冬鈴、http://d.hatena.ne.jp/nise-jukensei/20110821参照)終わってしまったん?いちばん素直に偏愛できる作品だったのに…と、まあそんな感じです。


とにかく、独立U局との出会いが自分の人生を大きく変えたと言って決して誇張ではないし、だから独立U局の本社を訪問していくことは僕にとってまさしく一種の巡礼なのであります。
その巡礼も、いよいよ結願のとき…独立U13局完全訪問を達成するため、京都駅からJR琵琶湖線膳所駅に向かいました。
最後に残ったBBCびわ湖放送までは、地図上で見ただけでも膳所駅からかなり離れていることが分かるのですが、駅前からびわ湖放送方面に向かうバスは出ていません。駅と少し離れた竜ケ丘バス停からならばバスがあるのですが、1時間に1本くらいしか来ないのでタイミングが合わず、結局歩いて行くことに。しかし、この歩きがラストにふさわしい難行苦行なのでした。
びわ湖放送の住所は大津市鶴の里16−1…この鶴の里というところが、どう見ても山を切り開いて作った造成地でして、つまり僕は山のふもとにある膳所駅から、造成地の中でもほとんど最も高いところにあるびわ湖放送まで、上り坂を延々歩いて行かなければならなかったのです。
膳所駅着はすでに夕方の16時すぎ。そこから重い荷物を背負って、30分以上登り続けました。頭の中で流れるメロディは、最大1トンのソリを曳いて2つの山を越えるばんえい競馬の重賞ファンファーレ(これがやたらとかっこいい)。どろどろに疲れきり、「カネサブラックでとかちつくちてー!」状態になったころ、どうにかこうにかびわ湖放送までたどり着きました。全然関係ないけど、井馬博さんが年度末でばんえいの実況を引退するとはこのとき想像もしておりませんでしたねえ。


そんなわけで、独立U13局完全訪問達成!!
以下は、その記録です。

2008年9月18日


2010年8月27日


2012年3月10日


2012年3月11日


駅まで(正確には竜ケ丘バス停まで)の帰りはさすがにバスを使わせてもらいました。
そして今度はJR膳所駅ではなく、京阪膳所駅を利用。といっても、名前が違うだけで、2つの駅はすぐ近くに隣り合っているのですが。
なぜ行きと違う路線を使うかというと、軌道(路面電車)として運行されており、実際に浜大津駅近くで併用軌道を走る京阪大津線石山坂本線京津線で京都に戻りたかったからであります。
ほとんど全線で専用軌道を走る大きい車両が、徐行しているとはいえ車道をゴロゴロ進むさまはなんとも印象的でした。


京都に帰り着いたのち、そこに住んでいる友人と会い、家に泊めてもらいました。どうもありがとうございます。
さて、U局訪問は完了しましたが、翌3月10日も“延長戦”として旅を続けました。そのことを次回書きまして、完結にしたいと思います。


あ、戦国鍋TV再スタートしましたね!さすがの安定感でした。一言で表現すれば、「ワビって」ましたw
さて、最後に残った新番組は『AKB0048』ですな…。どうなることやら。